【予告】地域合同企画:春の翻訳&ドキュメンテーション祭りによれば、13地域からの参加という国内WordBenchを主体としたイベントとしては国内最大級じゃないかなーと思います。
さてWordBench京都では、Login Security Solutionというプラグインの翻訳をしました。これは短時間に多くのログインを試みるなどの総当たり攻撃(Brute-force attack)対策や一定時間ログインしなければログアウトさせる機能(デフォルトで10分:短いので変更が必要かなー)などきめ細かい対策がインストールするだけで施されるというナイスなプラグインです。とてもお世話
なっているのですが、日本語翻訳がありませんでした。そこで、この機会にお世話になっているプラグインについて日本語翻訳をしてみようと思い立ったのでした。
プログラム
参考情報
- WordPress の翻訳/翻訳ガイドライン
- 第16回WordBench大阪(4/13)に参加して<翻訳祭りしました>
- WordPress – WordPress Codex 日本語版を更新してみよう<tama’s memo>
- ほんやくまとめ
翻訳前の状況
※翻訳個数:133(今回のイベント内では37個翻訳)
すでに翻訳されているのは「ドイツ語(DE)」「フランス語(FR)」「オランダ語(NL)」「ポルトガル語(BR)」です。ポルトガル語はブラジルで利用されてる言語だからBRになっているようですね。ポルトガル語かどうかは、Google翻訳さんに伺ったんですけどね ^^;
スクリプトでPOT作成(makepot.sh)、POからMOファイルへのコンバート(makefmos.sh)、あとはマージ?(updatepots.sh)が用意されてます。makefmos.shは特に現在のフォルダにある拡張子「po」ファイルを一括で「mo」にコンバートするスクリプトでした。これ使えますね、、、活用させてもらおう ^^;
このように翻訳体制がばっちりなプラグインなので、翻訳しやすい状況ですね!
利用ツール
- Poedit 1.6.5 for Mac:日本語対応してます!
どこに翻訳ファイルを置くのか?(プラグイン編)
それぞれのプラグイン本体PHPコードの中の、load_plugin_textdomain()を探して下さい。
そこにフィルダ名が書かれています。
これが言語翻訳を有効にする関数であり、これがなければ翻訳されません。
どこに翻訳ファイルを置くのか?(テーマ編)
通常、functions.phpに、load_theme_textdomain() を書き込みます。
ここにどこに翻訳ファイルをおいているか書いています。
一般的にはテーマフォルダ直下に、langとかlanguagesにしたりするケースが多いですが、上記関数の指定しているフォルダ内にいれないと動きません。
日本語の場合には、ja.po が日本語翻訳ファイルのソースになります。実際の利用はここからja.moにコンバートすることになります。Poeditなら保存した瞬間にmoファイルを生成してくれます。
POTファイルから日本語用POファイルの作成(Login Security Solution編)
先ほどのPoeditを使うと楽です。
プラグインを動作するようにWordPressに設置した上で、プラグインのlanguagesフォルダを開いておきます。
- ファイル→POTファイルを元に更新を選択し、POTファイルを選択
- 言語設定はもちろん「日本語」(最後のほうにあります)
- ファイル名は、「login-security-solution-ja.po」です。
- 後は翻訳していくだけになります。
- ソーステキストをみて、翻訳のボックスに英訳を入れます。
- 保存したら、moファイルが出来ますので翻訳されているか確認です。
会場にて
Google Hangouts on Airを使って、13拠点をつなぐというBIGプロジェクト。
WordBench京都では、Mac Mini端末上のGoogle Chromeでやることに。
一度OSがフリーズしました。規模が大きいので落ちちゃったのかな・・・
はじまり〜
視聴:https://plus.google.com/events/c8vekp0nd5488d922dhtlmrnue8
WordBench東京が司会役
おっとハウリングを起こしてますね。
マイクを通じた会場向けスピーカーをハングアウト側が拾ってしまってましたね〜。
WordBench各支部の意気込み
それぞれ、ユニークな紹介がありました。詳しくは視聴できるので、
をみてください〜。
直子さんによる説明
- スライド:はじめてみよう!WordPress プラグイン・テーマ翻訳
-
Poeditで基本的に翻訳すればいいよ〜みたいな。
- 翻訳可能かどうかの確認
翻訳ファイル名がおかしいとかで、はまることがあるよ〜みたいな。
※準備していたので、全部聞いてませんでした。
五十嵐(仙台)さんによるcodex翻訳について
基本的に、 [WordPress – WordPress Codex 日本語版を更新してみよう<tama’s memo>を参考にするということ。
その間に個別に説明していた場所もあったようですね〜。
miyaさんとこなど・・・
実際に翻訳してみて・・・
結果的に2時間30分で、37個の翻訳をしました。
Poeditの使い方から入ったので、実時間はもう少し短かったと思います。
またセキュリティ関連ということで、特に利用してない機能については動作検証をしていたことも時間がかかった要因です。これをしないと、間違った解釈になってしまう恐れが高いですしね。そして英語が得意な方がいなかったという点もあります。
一応、設定の各項目の日本語訳が出来ました。
項目をみて大体の設定が分かるようにしました。これが苦労したんですよねぇ。
たとえば、「Aging」という項目。これだけでは意味が分かりません。
年?そんな訳ではどうにもなりません。最終的に熟慮して、
「パスワードの再利用禁止期間」
としました。何故か?
How many days old can a password be before requiring it be changed?
が原文で、一度変更したパスワードと同じパスワードを使えるようになり日数を設定するものです。それを一言でどういったらいいの?、、難しいよぅ。。。頭がいた〜い。ということになるわけです。
発表
負担がかかって落ちることころとか出てきたので、発表がおわったら視聴モードに切り替えるという作業をすることになりました。京都からの発表者は宗山)さんでした。
最後に
翻訳って面白いんですが、プラグインは機能検証をしながらやらないといけないので大変でした。前にもやったんですけどね、、、、。今回はプラグインは完成させて作者に送ってやろうと思ってます〜。その前にWordCamp Kansai 2014のアレとかが、、ゴニョゴニョあったり、、、。まっ、まぁボチボチやろうっと・・・。
関連情報
- 和歌山で初の「ワードプレス」公式勉強会迫る-全国13会場との中継も /和歌山(Yahoo! Japanニュース)
- 【予告】地域合同企画:春の翻訳&ドキュメンテーション祭り(WordBench.org)
- 5月はWordBenchにおける翻訳祭り開催!
- WordPress Translation Festival in Japan
- WordPressイベントカレンダー(WordPress.org)
- WordBench 翻訳&ドキュメンテーションまつり東京編(Naoさん)
2014年5月17日 木谷
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